ベスト真牡蠣「MUTOTSU」特別賞

new Zealand,White

柑橘系の香りが心地よく、酸と果実のバランスの取れたワイン。ソーヴィニョン・ブランらしさに加えて、黒胡椒や若草など、スパイシーなニュアンスも。全体的に調和のとれた味わいなので、牡蠣全般から魚介類までカバーするが、特に 12 ～ 2 月の生の真牡蠣に合わせると、このうえなく抜群のマリアージュになる。

Spain,White

ゴールドの色合いで、やわらかい柑橘系の香りが広がり、味わいは、程よい酸と、塩気を感じるほど豊富なミネラルを中心に構成。すっきりとしたキレも、オイスターを食べる際には大きな魅力。牡蠣とはオールマイティーに合うが、特にシーズン後半のクリーミーな真牡蠣に合わせるとリセット効果抜群。

France,White

柑橘香は穏やかで上品。グレープフルーツジュースを思わせるようなジューシーな果実味の中に、ほのかなミネラルが屹立。酸味と塩味の共演は、あくまでもやわらかく、心地よい。牡蠣全般に合うが、特にこの穏やかさに、シーズン前半（10 ～ 12 月くらい）の塩味の強い真牡蠣を合わせると至極の美味となる。

Austria,White

上品な果実香と、花の蜜のような華やかで甘い香りが魅力的。豊富な酸があるが、口あたりはなめらかで、アフターはさっぱりと潔い。ドライな味わいで、魚介全般と相性が良い、フードフレンドリーなワイン。バランスのとれた味香ゆえ、北海道の牡蠣など濃厚な味わいの真牡蠣とは特に良い相性となる。

Japan,Sparkling

ややピンクがかったゴールドの色合い。香りの中で特徴的なのはリンゴのアロマで、これが全体の印象をやさしく、おだやかなものに導いている。果実味と酸、ミネラルのバランスがとれた調和的な味わいで、アフターには上品な塩味と柑橘のニュアンスが残る。身がしっかりとしてきた春の真牡蠣に合わせて。