コスパワイン賞

Chile,White

ソーヴィニョン・ブランらしいハーブや柑橘の香りで、コクとしっかりとしたアルコール感がある。味わいは、キレが良く、上品な渋味もあり、まるでぶどうを皮ごと口に含んだかのような印象。生牡蠣はもとよりだが、牡蠣の吸い物のような出汁の効いた和食、和え物や煮物にした牡蠣料理と相性が良さそう。

S.Africa,White

花の蜜を思わせるエレガント香りは、すっきりとしているけれど、何故かほんのりとクリーミー。酸、ミネラル、アルコールのバランスが良く、シュナンブランの味わいも濃厚。南アフリカの特性か、果実が充分に熟した印象があり、邪魔をする要素がまったく無いので、オイスター全般に素直に合わせやすい。

Italy,White

ゴールドを思わせる濃厚な色味。若草を思わせるソアーヴェ特有の芳香がある。味わいは、マスカットやコクのあるキャンディーを連想させる。酸味と果実味のバランス良く、食中酒として万能のワイン。魚介類全般と相性がよく、オイスターにも、さまざまな種類や調理方法にやさしく寄り添う。

Spain,White

香りには花や青リンゴを思わせるアロマが。味わいは、トロピカルフルーツを感じさせるコクがある一方で、後味は対照的にスッキリとした印象。アフターの青リンゴのフレーバーが影響しているのかもしれない。アルバリーニョの品種特性が綺麗に表現されており、オイスターを食べる際にあるとうれしい一本。

France,White

淡いシトラスフレーバーと、クリスピーな舌触りが特徴的。味わいにもレモンやライムなどの爽やかな柑橘が感じられ、その酸とコクのバランスが、ワイン全体の印象を構造的にまとめあげている。食中酒としてのミュスカデの実力が感じられる一本。牡蠣全般はもとより、魚介類とは絶品のフードフレンドリー。