「いわがき春香」が特別な理由

岩牡蠣(いわがき春香)

岩牡蠣(いわがき春香)

隠岐の外洋が育むプレミアム岩牡蠣

オイスターを扱う多くのプロフェッショナルから高い人気を誇る、島根県隠岐産のプレミアム岩牡蠣「いわがき春香」。
支持される理由は、味わいの良さや品質の高さのみにとどまらない。
歴史、環境、安全性、そして最新鋭の取り組みなど、「いわがき春香」を生み出すすべての要因が、この魅惑の牡蠣の存在を支えている。

古代から知られた海産物の宝庫

島根県の日本海沖およそ60㎞に位置する隠岐諸島の中ノ島に位置する海士町は、古代においては、皇室や朝廷に海産物などを貢献する「御食つ国」(みけつくに)のひとつとして位置づけられ、現在でも自然環境豊かな食材の宝庫として知られている。
この海士町で育まれるプレミアム岩牡蠣が、「いわがき春香」である。
目を見張るばかりのその大きさ、口一杯に広がる芳醇な美味しさに、出会った人の多くは魅了されてしまうが、しかし、この牡蠣の魅力はそればかりではない。そのひとつが「高い安全性」である。

この上なくクリーンな「外洋」という環境

牡蠣を扱うプロフェッショナルにとって、なによりも優先しなければならないのが「安全性」。通常岩牡蠣は、移動することなく、生息場所の海水を一日に200〜300ℓ取り込んでは排出し、プランクトンを摂取して成長する。
現在の技術では、ひとたび牡蠣の細胞内に取り込まれたウイルスの類を、事後に除去することはできない。したがって、高品質な牡蠣を育てるには、環境そのものがクリーンであることが、必須条件となるのである。
「いわがき春香」は、ある程度成長して以降は、河川から遠く離れた外洋で育てられる。生活排水の影響を受けないその環境は、そもそもが、ノロウイルスや雑菌からのリスクを最小限にとどめる理想的環境なのである。

安全性を第一とするフィロソフィー

その一方で、外洋にはプランクトンが少ないため、牡蠣の成長が遅くなってしまう、というリスクがある。このリスクに対して「いわがき春香」は、シンプルにして安全性の高い選択を行っている。それは「時間をかけて育てる」ということ。たっぷりと3年もの養殖期間をかけ、自然な成長を促すのである。
もちろん、養殖期間が長くなればそれだけ、外敵の餌となったり、台風などの自然災害で固体を失ったりと、他のリスクも頻出するが、なによりも安全性を優先するというフィロソフィーは揺るがない。
ワインを生み出すすべての環境をさす「テロワール」という言葉には、その土地でワイン造りにいそしむ人びとの気質も含まれる。ならば海士町の、清らかに澄み切った海において、実直に仕事を全うする島民性もまた、「いわがき春香」を生み出すテロワールのひとつ、といえよう。

品質管理へのこだわり

海士の人びとは、より良い品質のためには、努力や手間、そして新たな試みへの挑戦を恐れない。
ひと粒牡蠣としての成長を促しやすいシングルシード方式を導入。そのために、種苗生産時には、採苗器として「トレール」という柔軟な樹脂素材の円盤を採用。外洋養殖へ進む際は、個々の岩牡蠣が充分にプランクトンを取り込むことができるように、牡蠣の養殖用に開発された「カイデライトⓇ」で、ロープの理想的な場所に固定する。こうした配慮の結果、岩牡蠣の成長率は、10~20%向上したという。
さらに出荷にあたっては、育成海域、検査、健康被害発生時の対応など、全11項目の厳密な規格が設けられている。この規格は、随時見直され、とどまることなく安全性が追及される。
このように生産から出荷まで厳密に管理された情報は、ラベルに記載された出荷コードをウェブページに入力するだけで、簡単に生産・加工・流通履歴情報にアクセスできる。
かくも万全のホスピタリティーが認められ、「いわがき春香」は、「美味しまね認証」において水産第一号認証を獲得。まさに引く手あまたのプレミアム岩牡蠣として認められているのである。

画像「春香」が出荷されるまで


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